「変動金利」が下がらない理由(Ⅰ)

2019年05月26日

住宅ローン既契約者の「変動金利」が下がらない理由(Ⅰ)

 

 変動型の住宅ローンを組み、その後、マイナス金利導入などで金利が低下したはずなのに、自分の変動金利は下がらない――。こんな疑問を持つ人はいないだろうか。そこには日本の住宅ローン特有の事情がある。


◇短プラに連動する「変動型」
 住宅ローンの金利には、固定型変動型の大きく二つがある。固定型は契約時の金利が返済終了までずっと適用される。変動型はローン契約期間中、一定期間ごとに金利が見直される。固定型と変動型では金利の決め方が違う。固定型は長期にわたり金利が固定されるため長期金利が指標となり、10年国債利回りを基準に決められる。 変動型は、日銀の金融政策の影響を受ける短期金利が基準となる。銀行など金融機関が優良企業に1年未満の短期融資をする際の最優遇金利を「短期プライムレート(短プラ)」と呼ぶ。変動型住宅ローンの金利はこれに連動しており、個人向け融資であることを考慮してそれに1%上乗せしたものを「店頭金利」としている。

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