賃貸住宅の仲介手数料は 原則0.5カ月分

2019年08月10日

賃貸住宅の仲介手数料は 原則0.5カ月分 手数料の一部返還認める 東京地裁

 

 賃貸住宅を借りた際に、家賃1カ月分の仲介手数料を支払った借り主の男性が「原則は賃料0.5カ月分だ」として、仲介業者に手数料の一部返還を求めた訴訟で、東京地裁は「業者が男性から承諾を得ていなかった」として男性の請求を認めた。
 住宅の賃貸物件の手数料は国の告示で
原則0.5カ月、上限1カ月分と定められているが、1カ月分の手数料を請求する業者が多いとされる。判決は仲介実務に影響を与える可能性もある。
 判決などによると、男性は物件を借りたいと担当者に連絡し、担当者から契約をいつ締結するかについて連絡を受けた。男性は契約を交わし、請求通りに家賃1カ月分に当たる手数料を支払った。 男性側は訴訟で、契約前に「原則05カ月分」の説明を受けておらず、1カ月分を支払う承諾をしていなかったと主張していた。
 判決で、業者が家賃1カ月分の手数料を請求する場合は、物件の
仲介をする前に承諾を得る必要があると指摘した。
 代理人の弁護士は「手数料の原則は賃料05カ月分だということは知られていない。仲介の依頼が成立する前に説明を受けているケースは少なく、借り主にとって意義ある判決だ」と評価している。

裁判