災害多発で値上げ続く保険料

2020年03月03日

災害多発で値上げ続く保険料

 

 火災保険は、以前は36年契約の長期の火災保険もありましたが、2015年10月からは契約期間は、最長10年に短縮され、今回、さらに5年に縮小することが検討されています。なぜ、契約期間を短くするのか。火災保険の保険料は、これまでの自然災害の発生状況をもとに、今後、災害が起きる確率や予想される保険金の支払い額を計算して決まります。保険料は契約期間中は一定で、更新時期を迎えるまで変わりません。しかし、甚大な被害をもたらす自然災害が相次いでいるため将来の予測は難しくなり、契約期間の長い火災保険では、保険会社の収支があわなくなるおそれが高まっているのです。
 損害保険各社によりますと、災害で支払った保険金の総額は、巨額になっています。2018年度は過去最高のおよそ1兆6600億円。2019年度も台風被害が相次いだため1兆円を超える見込みです。相次ぐ災害を反映して保険料はすでに値上がりが続いています。大手損害保険会社は、去年10月に保険料を全国平均で6%から7%値上げ。来年1月にさらに値上げすることが決まっています。
 保険の契約を結ぶ個人にとっては、契約期間が短くなれば更新の機会が増えます。災害が相次いでいることを踏まえると、契約者にとっては更新のたびに保険料が上がっていく可能性があります。

 

 

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