定期借地権とは

2020年08月14日

借地権とは一般的に「賃借権(債権)」のことを言い、地代を払い契約を守っている限りにおいて、建物を所有し土地を利用することができます。従来の借地権は、契約期間が終了しても、「正当な事由」がなければ更新を拒絶できず、地主にとって「一度貸したら半永久的に土地は戻ってこない」ものでした。つまり、地主にとって従来の借地権は甚だ不利なものであり、これでは誰も新たに借地を供給しようとは思いません。結果的に借地権を使った住宅供給がほとんどなくなってしまいました。

そこで登場したのが「定期借地権」で、
平成4年8月に施行された「借地借家法」によって創設されました。それまでの借地権が抱えていた「一度貸した土地は地主に戻らない」という大きな問題点を解決し、定期借地権は「土地を賃貸する」という土地活用方法が可能となりました。

 

期借地権は3種類

定期借地権には、用途や契約期間によって3つのタイプがあります。さらに最初に借地人が支払う一時金をどういう性格のものにするかで税務の取り扱いが変わります。特徴や有用性はそれぞれですが、いずれも契約期間が終了時に、借地権は消滅すると法律で定められています。

 

≪一般定期借地権≫

・借地期間は50年以上
・期間満了の際、更新されない
・用途の制限がない

 

≪建物譲渡特約付借地権≫

・借地期間は30年以上→建物を買い取ることで借地権を解消させるもの
・一般定期借地権の50年では期間が長すぎると考える地主に向いている
・用途の制限がない


≪事業用定期借地権≫

・借地期間は10年以上50年未満
・期間満了の際、更新されない
・用途は事業用に限る期間満了時には建物を解体撤去し、地主へ返還する