福井銀行 福邦銀行に50億円出資

2021年01月15日

福井銀行 福邦銀行に50億円出資 子会社化目指す方針発表

 

全国で地方銀行の再編が焦点となる中、「福井銀行」が同じ福井県内の地銀「福邦銀行」に50億円を出資し、子会社化を目指す方針を正式に発表しました。人口減少や新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境が厳しくなる中、収益力を高め生き残りを図るねらいです。

 

これは「福井銀行」と「福邦銀行」が14日、福井市内で記者会見して明らかにしました。
それによりますと福井銀行は、ことし7月以降に福邦銀行が行う第三者割当増資を引き受ける形で50億円を出資したうえで、今後、子会社化を目指すとしています。

両行は今後、店舗の集約やシステムの共同化など更なる合理化を進めるとともに、福井銀行と福邦銀行の2つのブランドは維持する方針です。また福邦銀行は12年前に投入された公的資金60億円を来年度中に返済するとしています。

福井銀行が福邦銀行の子会社化を目指すのは、人口減少や超低金利に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で地方銀行の経営環境が厳しさを増す中、合理化を進めて収益力を高め、生き残りを図るねらいがあります。

福井銀行の林正博頭取は記者会見で「長期的な超低金利や人口減少などの構造的な問題を抱え、新型コロナウイルスの感染拡大が続くことを見据え、両行の財務基盤を強め、競争を勝ち抜きたい」と述べました。

 

 

全国銀行協会会長「持続可能な経営で尽力を」

 

福井県での地銀再編の動きについて、全国銀行協会の三毛兼承会長はオンラインで開いた会見で、個別の銀行の経営判断にはコメントを控えるとしたうえで、「地域金融機関に期待されることは地域の経済や家計を金融面から支え、地方創生に貢献するための経営を実行することだ」述べました。

そのうえで「それぞれの銀行が営業地域や顧客の特性、経営資源を考慮したうえで、さまざまな選択肢の中から持続可能なビジネスモデルや経営の在り方を考え、尽力していくことが重要だ」と指摘しました。

 

 

 

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