基準地価 下落幅は縮小 新幹線に期待感

2021年09月24日

福井県は21日、基準地価(7月1日現在)を発表した。

 

平均変動率は全用途でマイナス1・3%(前年マイナス1・6%)で26年連続で下落したが、下落幅は縮小した。2024年春の新幹線開業や駅前再開発への期待感から、福井駅や敦賀駅周辺の商業地で上昇傾向が続いている。新型コロナの影響は、福井市あわら市の商業地で見られるが、全体では新幹線への期待感が上回っているという。

 

用途別の変動率は、住宅地がマイナス1・3%(前年マイナス1・7%)で24年連続の下落、商業地はマイナス1・4%(同マイナス1・7%)で29年連続の下落となった。

 

商業地は福井市6、敦賀市2、鯖江市1、坂井市1の計10地点で上昇し、前年より1地点増えた。福井市の6地点のうち、3地点は福井駅周辺。上昇率が最も高かったのは、商業施設が集積している福井市大和田1丁目(上昇率2・0%)だった。最高価格は福井駅西口正面にあるK・Iビル(福井市中央1丁目)の34万6千円(前年比1・2%増)で、2年連続。

 

一方、コロナ禍により県外からのビジネス客や観光客が減少したことから、飲食店やホテル・旅館が集積する福井駅西口や繁華街「片町」、あわら温泉街の計5地点は、前年同様、影響を受けたという。

 

住宅地は福井市12、鯖江市1、坂井市2、永平寺町1の計16地点で上昇し、前年より5地点増えた。最高価格は福井市宝永3丁目の9万4300円(前年比0・5%減)で、12年連続だった。

 

基準地価は、土地の取引価格の指標となる。調査対象は17市町の214地点で、不動産鑑定士の鑑定評価をもとに、県が1平方メートルあたりの価格を判定した。

 

 

 

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