ラニーニャ確率が上昇

2021年11月08日

福井県内に大雪をもたらす要因の一つ、異常気象「ラニーニャ現象」の発生確率が高まっている。

 

新潟地方気象台が9月末に発表した北陸地方の寒候期予報(12~2月)によると、降雪量は「ほぼ平年並み」だが、県内で大雪が降った昨季の寒候期と海洋・大気の特徴は似ている。福井地方気象台は「昨年の寒候期予報でも降雪量は『ほぼ平年並み』だった。常に最新の予報に注意を」と呼び掛けている。

 

ラニーニャ現象は、太平洋の赤道域の南米側で海面水温が低くなり、インドネシアやフィリピン周辺で高くなる状態。近年は2006、08、11、18、21年に発生しており、福井市では08年を除いて最深積雪が100センチ前後以上に。18年2月と21年1月には、ともに記録的な大雪となり市民生活に大きな影響が出た。北陸自動車道や国道8号では車の立ち往生も発生した。

 

10月の気象庁観測では、ラニーニャ現象の発生確率は60%。9月時点の30%から一気に高まった。福井地方気象台によると、今冬は上空の偏西風が日本付近で南に蛇行し、シベリア高気圧は南東への張り出しがやや強くなることから、西日本を中心に寒気が入りやすくなるという。

 

同気象台は、強い寒気により短期的な大雪となる可能性を指摘し「いつ、どこに寒気が入ってくるかがポイント」と説明する。ただ、局地的に大雪を降らせる「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」などは予測が難しく、寒候期や3カ月予報では予測の対象外となっている。

 

 

 

 

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