不動産隠語(略語)集

用語の頭文字

あ行

あんこ

不動産の売主と買主のあいだに不動産会社が3社以上介入していること。

あんこを不動産を仲介する会社に見立て、

そのあんこを挟む生地を元付け業者と客付け業者に見立てたことに由来する。

延敷

延長敷地の略語

袋地から延びる細い敷地道路(公道)に接するような土地をいう。

その形が竿のついた旗に似ていることから「旗竿地」とも称される。

(昨今は、「旗竿地」表記が主流)

 

か行

片手

物件の売買や賃貸の契約が成立した際に、

売主、買主(または貸主と借主)の

どちらか一方のみからしか手数料を取れないこと。

販売物件(売り物件)のこと。

グリグリ

「バッチ」と同義語

さ行

指値・差値

物件の買主側から提示される購入希望金額のこと。

中古物件の場合は特に頻繁に使われており、

売主側も指値が入ること前提で物件価格を設定している場合も多い。

具体的には、指値後の金額で買付証明書を売主に提出し

交渉するケースが多い。

ザラ金決済

売買契約、不動産の引渡、残金決済、所有権移転登記、担保抹消等々を同日に行うこと。

地上げ

法務局にて地権者を調べる作業一式のこと。

(俗にいう「地上げ」とは意味が若干異なる)

た行

団子

「あんこ」の同義語

不動産の売主と買主のあいだに不動産会社が3社以上介入していること。

「だんご三兄弟」から由来推測が可能。

は行

バッチ

困難な状況を議員にお願いし、解決すること。

犯罪行為に当たる可能性あり。

(当方は経験なし)

物説

物件説明の略語

重要事項説明書のこと。

現在は、重要事項説明書を「重説」と略して使う例のほうが主流。

(業界歴が長い人は、「物説」の表現を好む)

ら行

両手

物件の売買や賃貸の契約が成立した際に、

売主と買主(または貸主と借主)の双方から手数料を取ること。

売主から物件売却の依頼を受けた不動産会社が、

直接買主を見つけた場合には、両手となる。