新中学校の名称「九頭竜中学校」
2023年02月28日
新中学校の名称「九頭竜中学校」
福井市森田・河合地区の新中学校、公募105案から選ばれた学校名は…市が教育委員会に報告
福井県福井市は2月27日、森田、河合地区を校区に2026年4月の開校を目指す新中学校の名称を「九頭竜中学校」とする方針を明らかにした。両地区の住民や児童生徒、教職員らを対象に校名を公募。234件105案が寄せられ「九頭竜」は最も多い44件だった。同日の市会本会議で、市学校設置条例の一部改正案を提案した。
公募は2022年12月21日から1カ月間実施。保護者や教職員らでつくる校名検討委員会が▽森田、河合といったどちらかの地区名に偏らないよう配慮する▽応募数が多い名称を校名にする訳ではない-などの条件を定め2月中に選考。1案に絞り、福井市教育委員会へ報告した。
応募は森田地区から184件、河合地区からは37件だった。将来子どもが新中学校に通う親世代の30、40代の応募が最も多く全体の4割を占めた。
九頭竜以外の案では「森田」「福井北」「森河」「北部」が続いた。選定理由としては▽両地区共通で連想する九頭竜川のように、生徒が大きく豊かな人間に成長してほしい▽九頭竜に関連する応募も多く、地元の思いを反映するのにふさわしい▽若い世代の応募が比較的多く、全ての世代で応募があった-などを挙げた。
3月22日の市会本会議で改正案が可決されれば、正式決定となる。新年度からは校章や校歌の選定に入る。
新中学校は、森田小学校、森田中学校の児童生徒数増加を受け市北体育館東側に整備する。開校後、現在の森田中を改修し27年度から森田小を2校化する。