台風7号 お盆に列島接近か

2023年08月11日

台風7号は10日、強い台風に発達しながら小笠原近海を北上した。11日に小笠原諸島に最接近する。その後も発達しながら北上を続ける見通しで、14日には西日本から東日本で大荒れの天気となる。15日頃に本州に接近、上陸する恐れがあり、お盆の連休に広い範囲で影響が出そうだ。

 

気象庁によると、台風7号は10日午後9時現在、小笠原諸島・父島の南東約170キロを時速10キロで北西に進んでいる。中心気圧は960ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル。

 

交通機関への影響が懸念されており、東海道新幹線は13~16日にかけて、計画運休や運転見合わせの可能性がある。東北、北陸、上越新幹線や関東地方の在来線でも遅れや運休の恐れがあるほか、高速道路も通行止めを含めた交通規制の可能性がある。

 

一方、台風6号は10日、対馬近海を北上して朝鮮半島に上陸した。11日には熱帯低気圧に変わる見込み。6号の影響で暖かい空気が山を越えて吹き下ろす「フェーン現象」が発生。石川県小松市で最高気温が40度に達するなど、日本海側を中心に26地点で観測史上最高を更新した。

 

 

 

2