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土地・建物の相続が発生したら最初にやるべきこと5ステップ

こんにちは。にし不動産です。

今回は、「親名義の土地や家を相続することになったけど、まず何をすればいいの?」という方に向けて、

相続の最初のステップをわかりやすく解説します。

突然の相続は、気持ちの整理がつかないまま手続きを進めなければならないことも多く、戸惑う方が非常に多いです。

でも大丈夫。順番を守れば、落ち着いて対応できます。

 

① まずは「相続人」を確認する

相続は“誰が相続人なのか”を確定させることから始まります。
亡くなった方(被相続人)の戸籍謄本を出生から死亡まで遡って取得し、配偶者・子ども・兄弟姉妹など、法律上の相続人を確定させます。

✅確認すべきポイント

・市区町村役場で戸籍の請求ができます。

・戸籍を遡るのに数日かかることもあるため、早めの行動が大切です。

 

② 遺言書の有無を確認する

相続手続きの方向性を大きく左右するのが遺言書の存在です。
もし公正証書遺言がある場合は、公証役場で確認できます。
自筆の遺言書がある場合は、勝手に開封せず、家庭裁判所の「検認」が必要です。

遺言書がある場合、そこに記された内容が原則優先されます。

 

③ 相続財産(特に不動産)の把握

次に、どんな財産があるのかを明確にします。
土地・建物などの不動産は、固定資産税の納税通知書や登記簿謄本で確認できます。

✅確認すべきポイント

・所在地(住所だけでなく地番も)

・名義人

・権利関係(共有・持分など)

 

④ 相続放棄・限定承認の検討

財産がプラスばかりとは限りません。借金が多い場合もあります。
マイナスの財産が多いとわかったら、相続放棄や限定承認を検討します。

⚠️注意・・・相続放棄は「相続があったことを知った日から3か月以内」に家庭裁判所で申述しなければなりません。

 

⑤ 相続登記の準備を始める

2024年からは、相続登記が義務化されています。
土地や建物を相続した場合、3年以内に登記申請を行う必要があります。
相続登記をしないと、将来的に売却や融資ができなくなるだけでなく、過料(罰金)が科される可能性も。

 

登記のためには以下の書類が必要になります:

・被相続人の戸籍・除籍謄本一式

・相続人全員の戸籍謄本・住民票

・遺産分割協議書(相続人全員の署名・押印が必要)

・登記申請書

司法書士に依頼すればスムーズですが、自分で行うことも可能です。

 

まとめ:まずは「全体像」を把握することが第一歩

相続の手続きは、「誰が」「何を」「どう分けるか」を整理する作業です。
焦らず、ひとつずつ確認して進めることが大切です。

 

✅ポイントのおさらい

・相続人を確認

・遺言書の有無をチェック

・財産(特に不動産)を把握

・放棄や限定承認の検討

・相続登記の準備

 

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